子育ての悩みや教育費などお金の悩みを解決する、「子育て診断士 & 1級FP」の瀬下澄江です。
子育てについて、気をつけたい3つのポイント、①についてお伝えします。
- こどもの個性を知ろう
同じ親から生まれた兄弟姉妹の個性がそれぞれ違うように、興味のあることや価値観も一人一人違います。そのため、親や先生は、この時期にこどもの「個性」を把握する必要があります。
例えば兄弟であっても、外で活発に遊んだり、運動するのが好きな子もいれば、ゲームをしたり、本を読んだりして、屋内で静かに過ごすのが好きな子もいます。
子供は産まれながらに好奇心が旺盛ですから、どんなことにも興味や関心を持ちやすいのですが、強い興味を抱いたものに対しては、本能的に意識が向いてしまうのです。
これは、スポーツ選手と研究者の興味や関心が違うように、その子の潜在的な意識や個性が関係してきます。ですから、子供が強い興味を持ったことは、才能を秘めていることが多いのです。ただしこの場合、親の押し付けや強制ではなく、あくまでも「子供の意思」が重要になります。
子どもの「個性」を知るにはどうしたらよいのでしょう。
子どもの個性を知るためのいくつかの方法があり、一番わかりやすいのは、自分と子供を「対比」し、どこがどう違うのかを「分析」して、目安や基準をつくることなのですが、これはなかなか面倒です。
そのため、私たち子育て診断士は、【子どもの才能発見レポート】という分析ツールの結果を目安にして、子どもの個性を知るように、勧めています。
【子どもの才能発見レポート】とは?
様々な育児書を読めば、子育てに関する基本的な知識を得ることはできます。
しかし、親の個性と子供の個性を対比し、その違いをもとに子育ての方向性を示唆するものはありません。一般的な「子育論」が我が子に当てはまるかどうかはわからないのです。
そこで、武蔵野学院大学準教授である「吉井伯榮先生」が提唱している「サイグラム」
を子供に特化させ、子供一人一人の産まれもった個性や才能を科学的に分析し、レポートにまとめたものが「子どもの才能発見レポート」なのです。(A4用紙5枚組)
当初、質問紙法(60の質問からなるメンタルテスト)によって、個人の意思決定を環境・対人対応の特徴・傾向性を特定するという手法を取っていましたが、自己申告による質問への回答は、その時の心理状態が大きく影響し、正確なデータが出にくいという結論に達しました。そこで、バイオリズム理論などに用いられる「生年月日」を計算軸にする方法を、同じ手法で5,000事例を超す統計データを集め、人の「タイプ」を類型化し、個人の「性格・性質・才能・強み・弱み」などの特徴・傾向性を科学的に特定化しました。