子どもの才能を発掘しよう 第3回

子育ての悩みや教育費などお金の悩みを解決する、「子育て診断士 & 1級FP」の瀬下澄江です。

子育てについて、気をつけたい3つのポイント、②についてお伝えします。

 

  • こどもに環境を与えてあげよう

 

大人の場合、自分で何かやりたいことがあれば、自分で環境を整えることができます。

例えば、自分の好きなものを自由に買ったり、行きたいところに自由に行ったりすることができます。

しかし、子どもには、自分で環境を整える力がありません。ですから、この時期に親は子どもの可能性を信じて、やりたいことができる環境を整えてあげる必要があります。

 

私の経験からも「子育て」と呼べる時期は、このわずか10年間ほどしかありません。

この時期に、子どもは親が驚くような変貌を遂げていきます。その反面、生物学的には、まだ親元から巣立っていけないという恐怖心を持っています。小学校高学年では、体力的には母親をしのぐレベルであっても、精神的には、まだ自立できない子供なのです。

 

0歳から10歳迄のうちは、「刷り込み」が大切です。

 

教育的には、この間の「刷り込み」は極めて重要になります。

どのようなことが刷り込まれたかによって、才能面でも人格面でも変わっていくからです。

この時期の子どもは、靴のサイズが変わるのに比例して、体力的にも精神的にもどんどんレベルを上げていきます。そのため、一つのことにすぐ飽きてしまいます。

 

親は、この時期の子どものこうした特性を頭に入れて、次々に新しいことにチャレンジさせるような環境づくりとその整備をしてあげるのが理想です。